こんにちは
このたび、
・豊橋技術科学大学情報・知能工学課程
・広島大学情報科学部情報科学科
・大阪大学工学部電子情報工学科情報通信工学科目
に合格しました。明石高専電気情報工学科5年のしんちゃん(twitter: @shinchankosen)です。
目次
自己紹介
明石高専電気情報工学科5年
クラス内順位(学年末。4年だけ28(?)人中)
21→15→12→6
TOEIC: 660点
得意科目: 数学
苦手科目: 文系科目全般
趣味: 競技プログラミング、アニメ、ピアノ等
特技: オセロ
部活: 吹奏楽部、棋道同好会(将棋とか)、数学研究会
順位は入学時29位で上がってきている。
普段は競プロの人、数学の人をやっている。
各大学について
豊橋技術科学大学
合格
滑り止めです(すみません)。国語があるのが特徴。
近年は滑り止めにできないほどレベルが上がってきてる感じ。
過去問は4年分やりました。
国語以外は特に難しくない。
英語も、苦手な僕でも9割取れる。
ただしちゃんと勉強してないと取れない。
豊橋の問題は、特に数学と英語は、良問だらけです。
基礎的で、解きやすいです。
本番は、国語5割、数学10割、情報9割、英語9割です。
国語0点でも受かると思ってたので楽しむことを心掛けました。
問題については、
・英語は長文は易化、それ以外ちょい難。リスニングは聞き取れたやついるわけない。(音質がやばい)
・国語は本当に人によるからとりあえず過去問解こう。僕は国語とても苦手だからこんな点数だけど普通なら7,8割いくらしい。
・数学は二変数関数のマクローリン展開が出たが勘で書いたらあたってた。特に難しい問題はでてない。が、ちゃんと理解できてないと解けない問題ばかりなので注意。
・情報専門は過去問見るといいが、数学要素があったりして面白い。論理回路はたまに難しかったりする。プログラミングは競プロしてない人間にとっては難しいかもね。あとプログラムにミスがあることに気づいた。私が知る限り、気づいたの私だけらしいね。該当箇所は全員に点が入った。
男ばっかだったのは言うまでもなく(クラスメートの1人以外いたかな…)
豊橋駅は高校生が多い。
というか新幹線止まる駅だからからけっこう都会。
豊橋駅と一体化している、ホテルアソシア豊橋というところに泊まりました。わりと安い。
試験場所はうちの学校で言うところの階段教室(というか他の大学も似たような部屋だったな)。
試験官は優しい感じの先生が3人。
試験の結果は帰りの新幹線でみんなと合わせたものです。
国語5割って言ったけど、連れに9割超えてるやつもちらほらいた。
なんならクラスメートの1人は漢字で1問間違えただけだった。(僕14問間違い…)
帰りにみんなで食べたひつまぶしおいしかった。
あんなもの食べたらもう寮飯食べられない。
大阪大学基礎工学部
落ちました。
全科目こけました。
なんていうか、落ちるとはわかってたんです。
成績僕より上のやつが4人も同じとこ受けたからね。
で、受かるのがそのうち2人だけ?
両方東大受かってるし。
東大受かってるやつでも基礎工落ちるし…。
言いたいことはたくさんありますが荒れるといけないので他のを見てください(sei0oが受かってるのでそちらを)。
広島大学情報科学部
書いてることほとんど同じですが、こっちに書きました。
shinchankosen.hatenadiary.jp
大阪大学工学部
同じく、こちらに書きました。
shinchankosen.hatenadiary.jp
首席だったみたいです。
高専入学から今までのこと
中学時代、私は勉強しなくても学年トップとれてしまったり、学業に対するセンスがあったんだと思います(正確には勉強のやり方がわからなかっただけ)。
でも途中から学年トップを完全に奪われ、2位で卒業することになります。
私は自分の国語力の低さ(中学時最低36点)を親に指摘され、また、数学力を試したいと思って高専に入学。
高専入試では、国語54点、理科59点、社会78点、英語82点、数学100点で合格。
合格最低点との差は10点でした。
数学と英語が1.5倍される形式で、まさに僕のための入試方式だと思ってました。
このころはまだ英語が得意でした。
ちなみにこの受験勉強は2週間前から始めて1日5時間でした。
過去問を解いてわからなかったとこ復習しただけ。
勉強のやり方がわからなかったからです。
入学してからのことは知ってる人も多いと思います。
人間関係など。
部活はいろいろ入りました。
それから競プロに出会って、競プロerに出会って、学歴基準にバイアスがかかって勉強するようになれました。
他にも数オリやら高専プロコンやら、いろんなことにチャレンジしてみました。
完全に実力不足だったものもありますが、いい機会だったと思います。
調査書に実績も書いたりするので、4年までの実績をまとめてみました。
4年までの実績 pic.twitter.com/XFrqwFgYIX
— しんちゃん(そふぃあ) (@shinchankosen) 2022年3月30日
自己推薦文(教員がこれをもとに調査書を作成)はこんな感じ。
https://twitter.com/shinchankosen/status/1509206242589171720
競技プログラミングに関しては、AtCoderのレートをもとにした"色"という概念があります。
僕はもうすぐこのレベルになります pic.twitter.com/JCSseeTrfC
— しんちゃん(そふぃあ) (@shinchankosen) 2022年4月4日
— しんちゃん(そふぃあ) (@shinchankosen) 2022年4月4日
そんな感じで、僕は成績を上げていくことができました。
入学時の順位は29位。国語は欠点。
それが、
1年 29 -> 31 -> 23 -> 21
2年 24 -> 18 -> 15 -> 15
3年 9 -> 11 -> 11 -> 12
4年(情報コース内) 18 -> 10 -> 7 -> 6
こんな感じで上がってきました。
成績を上げてこれた一番の理由として大きいのは、入学前からの、
「大阪大学に行きたい」という想いでした。
元はと言えば、僕が中3のときに、3つ上の兄が大阪大学を目指してたけど、3人兄弟なので浪人はできないという理由で九州大学に下げることになりました。このことがあって、僕は兄の敵討ちなのか兄に勝ちたかったのかわかりませんが(おそらくその両方)、大阪大学になにがなんでも行きたいと思うようになりました。
勉強のやり方がわからなかった僕ですが、試験のたびに試行錯誤をして4年のころには自分の勉強法が確立されました。
数学はノー勉で最高点取ったりしてイキるのを生きがいにしてたりしますが、英語というか文系科目が本当にできない。もともと読書をしたことがめったになかったが、3年になってラノベを読み始めたことで文章を読むスピードが2倍以上に上がった。多分競プロで問題を読み慣れたってのもあるかも。
編入のための勉強
4年の6,7月になるとクラスメートが編入やTOEICの勉強を始める。
僕は7月あたりまでずっと競プロをしていたので遅れてしまった。
夏休みに入って軽く編入の勉強をしたが、、。
応用情報技術者試験の勉強を1か月ぐらいしました。
しかも落ちました。
壊滅的な国語力の低さによる午後の試験の崩壊です。
応用情報のあとはTOEICの勉強をした。
4年の後期というのは課題がかなり忙しい。
英語とか電磁気を絡めながらTOEICを2月下旬で660まで上げた。
TOEICは広島しか必要ないのでこのくらいあれば十分。
で、1月後半ぐらいが本当に忙しかった。
生活習慣乱れすぎて、10年ぶりぐらいに鼻血が出て、それがかなりの頻度で出るようになった。それからほくろが増えた。
何度も言うが、4年後期は編入の勉強をするには忙しすぎる。
テストも月~金の5日間で12科目とかおかしい。45分退室がデフォルトになってた。
それでも得意科目は最高点とったりできてた。やればできんだね。
必要以上のテスト勉強をせずに余った時間はTOEICや編入対策に回したりもしてた。
この頃が一番勉強してたかも。
3月から編入の勉強が本格的になります。
といいつつ久しぶりの実家でしっかり休みます。
ニュースとか見ると日常に戻れてる気分。
春休み一番見た番組は報道ステーションです。
春休みはしっかり勉強してたと思う。
3月にやったこと。
その他冬アニメ22本
- 競プロ100時間程度
- 勉強
- ネクステPart1~3 3周
- ポレポレ1周
- DUO1周
- evergreen 1周
- ディジ電教科書 1周
え、あんまりやってないって?
まぁ、実家で勉強できないことは想定内です。
深夜になると家族が寝静まるし勉強しやすかったりする。
それに1周だけなのが目立つけど、初めの1周がしんどいんだよね…。
5年になると、勉強に疲れて「どこでもよくなってきた」っていうクラスメートも現れ始める。私は阪大に執着してたのでそうなることはなかった。
先輩から聞いていたが、受験勉強というのは本当に精神が削れる。
僕も「楽したいならさっさと就職しろ」って言いたかったりする…。
その方が競争率減ってこっちとしては嬉しい。
各科目の勉強
編入関係の勉強時間は600~1000時間になると思われます。
そのうち70時間程度電磁気。
数学が60時間程度。
力学と熱力学を合わせて20時間程度。
情報を20時間程度。
"""それ以外すべての時間を英語に捧げました"""
TOEIC
明石高専では教科書と一緒に買わされる、「はじめてのTOEIC L&Rテスト全パート総合対策」って本があるんですけど、これちゃんとやれば600は確実に超えます。あとは公式問題集を1,2周やれば660になりました。660って低いですけど阪大はTOEICいらないし、当初目指してた筑波も730で満点扱いなのでこれで満足してました。
東大とか名古屋大とかはこれで満足しないようにね。
数学
いろいろな過去問を見ていると、線形代数で用語がわからない、確率統計が習ってなくてわからない。
といったことがわかりました。
過去問を解いた他に、下記の勉強をしました。
徹底研究、過去問特訓、徹底演習、大学編入のための数学問題集の線形代数のところを1周しました。
10時間程度で終わります。
- 確率統計
5年の確率統計の授業で使ってる教科書と、4年の応用数学の教科書が主に。
あとは図書館にある確率統計の本を片っ端から物色して合計20時間程度勉強しました。
ガチの数学書から、高1, 2でも読めそうな本まであって助かりました。
英語
いろいろやりすぎてわからないかも。
- 過去問
阪大工学部は7年分ぐらい。もちろん基礎工とか豊橋のも解いてる。
クラスメートのsei0oが採点や解説をすべてやってくれました。
本当にありがとう。そして本番4割しか取れなくてごめん。
- next stage
Part1~3を8周ぐらい。1回5周して全部覚えたあと、数ヶ月開けて3周またやった。
授業で使ってたので編入でも使った感じ。
- ポレポレ 2周
1周目は全然わからんかったけど、単語とか覚えたあとだとかなりわかった。
文構造とか見抜く力がすごくつく。理系はこれ好きそう。
- DUO 5周ぐらい
編入向きじゃないって思ったので5周で辞めた。
- evergreen 1周
1年のときに授業で使ってたもの。1周ぐらい見とくといいかなって思った。
- data base 4500
授業で使ってる。4年ときに小テストがんばった結果、8割ぐらい覚えてた。
- vintage 4周ぐらい
兄が高校時代使ってたものをもらった。next stageと同じような感じで、難易度はちょっと上かも。実はやったのは受験の週。
2周ぐらいやった。わかりやすい。おすすめ。
- 百式英単語
初めの1700単語覚えた。
これも兄が大学受験で使ったと思われるもの。
- 和文英訳教本
sei0oから借りた。ちょっと初心者には厳しかったかも。
- 英作文が面白いほど書ける本
これは初心者向けなのでかなりおすすめする。
- 英単語ターゲット1400
これも兄からもらったもの。
全部覚えた。
- 英単語ターゲット1900
これも兄からもらったもの。
半分ぐらいまで覚えた。
- 英熟語ターゲット1000
学校の図書館で発掘した。
これは初めにやるべきだった…。
- 英語長文ハイパートレーニング超基礎編
おすすめ。
ここまでやると豊橋ぐらいの長文はできるようになる。
- 英語長文ハイパートレーニング難関編
はい。
阪大工学部本番4割しか取れてないのでなにも参考にならない。
豊橋で9割取れたのは勉強の成果って確かに言えるかも。
物理
電磁気を主に勉強しました。
熱力や力学は基礎工さえ終わってしまえばいらないのでほとんどやってません。
とにかくマセマをやりましょう。
これに尽きる。
演習電磁気学とかよくわかる電磁気学とかもやったのですが、マセマが一番よかったです。
マセマの電磁気学の無印をやって、次にマセマの演習の方をやりましょう。
この2冊を2,3周したら阪大工学部の大抵の問題は解けるはずです。過去問やってみて足りないと思ったら、「演習電磁気学」とか「よくわかる電磁気学」をやるといいです。
追記: 神大の工学部、理学部の過去問の電磁気解くのオススメです。(阪大側が傾向変わったので余力があれば)。工学部は元々受験予定だったので解きました。理学部は@rufei_botさんに誘われて解きました。
- 熱力学
4年の終わりに授業で熱力の範囲をやったのでわりと覚えてました。学校の図書館で適当に熱力の本探して、編入にでそうで覚えてないことないかなって探したぐらい。
- 力学
「よくわかる初等力学」をやった。それ以外なんもしてなくて当然基礎工無事死亡。