橙になりたいaquarium

にゃーんにゃーんにゃにゃーん

ICPC Asia Pacific Championship 2024 参加記

regionalの参加記はこちら

shinchankosen.hatenadiary.jp

チーム

kotamanegi_mijingiri

阪大の2軍の黄色3人チームです。

  • KowerKoint (@KowerKoint2010) 実装が一番できる。

  • Daylight (@Daylight_pro) 問題読解が一番できる。

  • shinchan (@Sophia_maki) 数学が一番できる、はず。

戦略

Regional までの戦略(コピペ)

KowerKoint君にAのFAを狙ってもらったあとセットアップ。Daylight君にはB。僕はそれ以降の問題に後ろからざっと目を通して、問題文が短いものから読んで解けそうなのを探す。

また、その都度得意不得意に合わせて問題の交換は行い、読解がわからない問題があったり新しく読みたい問題はDaylight君に任せたり、重実装やライブラリ写経はKowerKoint君に任せたりという方針をとりました。

そして、私はできる限り実装をしない。すぐかけそうなのは書いてもよい。と決めていました。

あと特にこういうのは決めてるわけではないですが、僕の性格的にいろんなことに口出ししたいタイプなので、2人に指示を出したり、2人の解法のコーナーケースを探したりすることが多かったです。

変更点

Regionalと同じキーボードを購入し、自分でも実装力が上がってきてることが自覚できるくらいになりました。よって、ある程度積極的に僕が実装してもよいことにしました。

あと、Aに簡単が置かれていないのでは?と思ったので最初のA, Bを見てもらう工程ではわからなかったらすぐ他の問題に行くように促しました。

出発まで

卒研発表会があったりで2月中旬までなにも精進できませんでした。2/16から実家に籠り、そこから一週間くらいは1日12時間くらい使って黄diff埋めをやりました。なんとか出発までにRated黄diff以下が埋まりました。自分の足りないところは単に知識であることが多いので、網羅的にやろうと思いました。

出発の数日前にはチーム練を行いました。ベトナムのRegionalを走ろうとしたのですがジャッジが壊れててダメでした。そもそも入試の関係で大学に入ったらダメだったらしく、僕の家に移動してJAGのを走りました。

さて、この数週間研究室のミーティングをこれらのためにサボっており、卒研発表会終わったときに担当教員には「3月まで逃亡します」と事前に言ってはいるものの、事情をわかってくれている研究室の先生方は寛大でございます。渡航費も出してくださりました。大阪大学最高!!!

海外なので、いろいろと準備が必要です。なんせ1月中旬に通過の連絡が来たため、急ぐ必要がありました。会計上のことは全部こたまねぎさんや顧問の猿渡先生、各研究室の先生方がやってくれました。個人ではパスポートを取っただけで、保険やWi-Fiはmijingiriで一緒にやりました。

Day0

出発の日。関西国際空港に集合し、荷物の重量とかを確かめたあと、最後の日本食を噛みしめました。うどんとかつ丼のセットでした。飛行機では隣のベトナム人の方がとてもフレンドリーでした。「ベトナムで気を付けることはありますか?」と聞くと「交通量」だと。本当にとてもよくわかります。

入国審査とかは英語を使うこともなくパスポート見せたりするだけで簡単に終わりました。両替は一番大きくて人がそれなりに並んでるところの方が安心感あるかなと思ってそうしました。

空港での夕食はおいしかったです。

ホテルについてから歩いてサークルKに行きました。歩いていくのはとても危険でベトナムの洗礼を受けました。ポカリとカップ麺を購入しました。

社会主義国家なのでところどころに共産党のアレがありました。でも文化や製品は日本韓国中国アメリカのものが入り込んでいて、なんとも不思議でした。

Tシャツなど。

Day1

UET!!

昼食は匂いが合わなくてほとんど残してしまいました。

Huaweiのブースにあった、一休さんの音楽が流れるパチモンのミッキーをもぐら叩きするゲーム。

リハーサルでは双方向リストをイキって実装しようとして破滅した記憶があります。やっぱ実装したくないになりました。

夕食はシーフードのバイキングでした。飲み物がコーラしかなかったのですが私は炭酸が飲めないので…。肉類はやはり匂いが合わなくて生ものを主にとりました。これが悲劇を招くことになります。生ものばかり食べるのは危険だと思ったので(遅い)、途中からプリンばかり食べてました。実質スイパラです。

Day2

朝から台湾のチームと仲良くなって中国語で自己紹介してみたりした。通じてよかった。「ノゲノラ全巻持ってる!」「おれも!」みたいな会話をしました。

本番

順位表

icpcasia.firebaseapp.com

コンテスト開始と同時にKowerKoint君がA、Daylight君がB、shinchanがCを読みました。Cはすぐ細部を詰めるのが難しいのでKowerKoint君に変わってもらいました。

他の問題を読んでいると、Hが解かれていることわかったので、Daylight君に読んでもらいました。すぐ解けたみたいなので実装してもらいます。実装がちょっと詰まってたので、問題と考察を聞くと、より簡単な方針があったので伝えた。しかし不正解だった。KowerKoint君のCも不正解で、「ジャッジ壊れてんじゃね?」とか言ってた。

KowerKoint君の実装を見ると詰め切れてなくてサボってるところがあったので適切に詰めたりすることでAC。

C(1:12) KowerKoint (考察: KowerKoint, shinchan)

HをKowerKoint君にも言うとコーナーケースにすぐ気づいてくれたのでそれを詰めたことでAC。

H(1:34) Daylight (考察: shinchan, Daylight, KowerKoint)

このあたりで昼食が来る。バインミーと豆乳はおいしかった。みかんは種が10個以上あって鬱だったのでチームメイトにコンテスト中は食べないように指示した。

Jも問題読解をDaylight君がしてくれてたので、聞くと解法が生えたので伝えた、嘘解法だったが。僕が実装するもサンプルが合わない、Daylight君がコーナーケースを見つけてくれた、を3回くらい繰り返して、最終的には過去3頂点を保管することでなんとかACした。

GもDaylight君が読んでくれてたので聞くと、「これで間に合うやろ!wえい!」をすると通った。計算量解析的なところはDaylight君がやってくれた。

そうこうしているうちに2人がEの考察を終えていた、通った。

G(3:16) shinchan (考察: shinchan, Daylight)

J(3:23) shinchan (考察: shinchan, Daylight)

E(3:31) KowerKoint (考察: KowerKoint, Daylight)

FとKの考察を進めていたが、時間が少なくなってからはF一本に絞って考察を進めた。

O((約数の個数) N) の方針をKowerKoint君に伝えたが、結局それでも通らないらしい。

本番後・夕食

寺院でひたすらコンテストやこれからの話をして、移動して表彰式を迎えた。

夕食は台湾のチームと同じテーブルになった。

Day3以降

体調を崩しました

Day10現在、わりとよくなりました。

あとがき

mijingiriとしては相応の結果だと思います、ボーダー通過だったし。阪大としては悔いの残り結果だったと思います。来年のチームがどうなるかがわからないですが、World Finalsに行けるようにがんばります。

初海外の洗礼をとても受けてしまって、これもいい経験になったと思います。

私たちのサポートをしてくださった、主に先生方、本当にありがとうございました。